2026/02/07

SaaS is dead についてメモ

論点的なもの
・AIによる開発工数大幅削減により、既存のソフトウェアの価値が実質的に大きく目減りする。
・AIによりデータ移行が容易になり、スイッチングコストが低下する。
・AIによる人員削減により、人に紐づくサブスクリプションモデルは大幅に収益が減る。
・AIに特化したAPIが求められ、人間向けのUIやツールは価値を失う可能性がある。
・AIエージェントがワークフロー全体を代替する可能性がある。

対策
・独自の情報やノウハウが必要な参入障壁の高いサービスを提供する。
・サブスクリプションモデルではなく、成果報酬型の課金モデルを検討する。
・AIに使われやすいサービス(APIを提供など)にする。AIに使われやすいサービスの形式は今後変わる可能性有りそう。
・AIエージェントを作ってワークフロー全体を行う(かなり難しい) 

SaaSに限らずソフトウェア開発業界全般の未来(5~10年後)について
・コーディング以外の開発工程もAIによる効率化が進み、開発コストが控えめに見て半分以下になる可能性が高い。何年後になるかはわからないが1/5とかそんなレベルになる可能性もあると予想。
・ソフトウェア開発の案件数は成長するが、それ以上に開発の効率化が行われ、開発人員の供給過多によりソフトウェア開発市場レッドオーシャン化。SIerとかは単価が押し下げられ苦しくなる可能性がある。
・ソフトウェア開発需要が爆発的に伸びない限り、1案件あたりの単価縮小が大きく影響し、ソフトウェア市場全体が縮小する可能性がある。
・楽観的なシナリオとしては、とても複雑で付加価値の高いソフトウェアを開発する流れになれば市場規模が大きくなるかもしれない。
・超悲観的に見ると、AIエージェントがAIが欲しいソフトウェアを自動的に作成する流れになったら人類の開発者がほぼ不要になる。

2025/12/30

来年のAIについて予想などをメモ

2026年のAIで伸びそうなところ・そうでないところ
・チャット系AIの性能の頭打ちが見える。
・動画系AIはコスパ悪すぎるので控えめになる。
・フィジカルAIへの投資が進むがどの程度できるようになるかは未知数。
・現実やPC画面を見るAIの性能が上がる。
・推論を利用するプラットフォーム(Difyとか)がさらに伸びる。
・現実のプロセスとAIを結び付けるのにグラフ(次世代グラフ?)が超注目されそう。

超注目されそうなグラフを利用するのに流行りそうなこと
・業務プロセスのグラフ化
・業務ルールのグラフ化
・業務データのグラフ化
・AIによる回答をグラフで提示
・回答の妥当性をグラフで厳密に検証する仕組み
・次に取るべきプロセスをグラフで提示
・何でもかんでもグラフで表現するのにAIの力を利用し、AIができるエリアを増やして、現実のあらゆる事象をグラフで表現
・グラフ化プラットフォーム 

何故グラフなのか
・ベクトルと違って100%間違いない因果関係が表現できる。
・特定のノードに関連する情報を芋づる式に引っ張れる。
・関係無いノイズが少ないのでコンテキストが圧縮できる。
・AIが提案するプロセスの妥当性を検証しやすい。
・思考したプロセスと提案するプロセスが人間に分かりやすく可視化できる。 

2025/11/29

AIの未来と投資と自動運転について考える

AIでやれることは、ざっくり言って一定ライン以上の性能を上げてもほぼ意味のないこと(性能上限有り)と無限に性能を上げても上限が無いこと(性能上限無し)の2つに分類される。 

自動運転は明確に性能上限が有ることに分類される。

明確に性能上限が有る分野は、大手が莫大な資源を投入して成功しても、数年遅れで後発が少ない資源で同じことを達成する可能性は高い。中長期的に見るとそういう分野はコモディティ化するリスクがある。

そういう意味ではテスラの将来性はあまり良いとは思わないし、自動運転で出遅れているトヨタなどは市場で言われているほど将来性が暗くはないかもしれない。

また、格安自動運転タクシーが登場すると、今の日本の車の維持費を考えるとほとんどの人で自動運転タクシーの方がかなり安く済む可能性が高いとみている。車の売れ筋がラグジュアリー的な方向に行くのではないかと思われ、大衆車を作っているメーカーは苦しくなると思う。

将来性があるのは、性能上限が無い分野である。
例えば、創薬や化学素材と言った無限に組み合わせが存在するような用途はAIによって指数関数的に成果が上昇する可能性がある。
資本力があり投資する余裕のある創薬や化学素材系の企業は今後伸びる可能性があると思う。ただ、AIで乗り遅れると他社に圧倒的に性能が良いAIで稼がれさらにAIに投資され・・・と永遠に追いつけずにWinner take allされる可能性が高い分野でもある。

2025/11/23

コメ政策が愚策過ぎると思う

まず、需要に見合った生産をするって言う方針(事実上の減反政策の継続)が愚策。
需要なんてコメの価格で左右されるんだから需要に見合った生産をすると言うのはほぼ机上の空論に近い。経済が理解できていれば当たり前の理屈。
昔からコメよりパスタの方が安いと言われていたが、コメの価格が上がれば益々コメ離れが進んで需要が減るだけ。

おこめ券を配るのも愚策。
経済的に考えると、おこめ券で無理やり需要を上げればコメの価格は上がるのは当たり前で本来下がる予定だったものが高止まりすることになる。だぶついてるコメを抱えている業者だっておこめ券で需要が増えると分かっているなら今からわざわざ安売りする意味が無いので高止まりするのは当然。
(一応、おこめ券でパスタや輸入米を買うことも可能なわけだが本題とはあまり関係なさそうなので脇に置いておく。)

まとめると、事実上の減反で税金を使ってコメの価格を上げて、税金を使っておこめ券を配布してさらにコメの価格を上げて、高いコメを国民に無理やり買わせると言うのはとんでもない愚策と言う結論。

某記事によると、この2つの政策に8000億円ほど使われている。さらに、コメの高止まりで消費者は2.2兆円の追加負担を強いられ、合計3兆円の負担を国に強いられてることになる可能性があるとのこと。
仮にこの記事が試算が大体合っていると考えると、年間国民1人当たり24000円ぐらいの負担で高いコメの価格を維持していることになる。年間1人あたりのコメ消費量50㎏ぐらいなので、1㎏あたり500円値段が上がると年間25000円の負担増(全国民で3.1兆円)になるので大きく間違った数字ではないだろう。

おこめ券の配布額が1人5000円ぐらい(それ以下?)らしいので1㎏あたり100円程度の値下げ効果しかないのも気になるところ。

農水相が「生産減らす」が「価格にコミットしない」と言っているが、経済的には生産調整継続(供給抑制)=価格上昇なので明らかに価格の上昇を目論んでいる。短期的に需給が崩れて下がる可能性はありつつも、中期的には国産米の高止まりと国産米離れが加速するのは間違いないと思う。
輸入米のカルローズが送料込みの仕入れ値で1㎏150円程度、関税が1kg341円らしいので、1㎏700円(5㎏3500円)で売っても価格競争力あるし利益も出る計算。
意味分からん政策で国産米の市場は縮小し続けると予想。

2025/10/12

AI世代のプログラミング言語(?)が必要だと思う

AIにコード書かせて思うのは今のプログラミング言語じゃAIと相性が良くないなと思う。

理由
・コーディングにかかるコストが人間に最適化されすぎている。AIだと大量のコードが書けるので、変数などに現在の型より意味を持たせるような書き方を強制する言語が出ても問題ないと思う。基本の型をそのまま使うことは許容しないなどの強制する方法が考えられる。
・仕様書とコードを別々に管理する意味が無いと思う。コードを書いたら仕様書が自動的に生成されるぐらい強制的にコードに意味を持たせたら良いのではないか。逆に、仕様から抽象度を下げていってコードを生成する感じも考えられる。
・良いアイディアではないかもしれないが、コードは人間が見やすいテキストファイルじゃなくても良いかもしれない。現状でも、IDEが読めれば良いだけなのでコードがテキストファイルである必要は無い。コードそのものではなくもう少し抽象的な疑似コード?を表示する感じになるのかも。

プログラミング言語と書いたが、人類の使っている言語ではない新たな言語と言えるようなものが中間的に生成されて、それを人類の言語に翻訳するみたいな感じのものを想定している。 
言語化が難しいが、やりたいことの抽象度を下げていって、バグったら上げたり下げたりみたいな感じでコード作っていくことになるのかなと思っている。

2025/10/11

スマホやPCにNPUなんて無駄だと思う理由

スマホやPCにNPUを乗っける試みがあるが、正直無駄だと思う。

理由
・軽量なSLMならNPU使わなくても利用可能。
・ちょっと複雑なSLMならGPUの方がずっと良い。
・現在のクラウドLLMは圧倒的に性能が高く安価でそれなりに応答が早い。
・クラウドLLMの進歩が早すぎて中途半端な性能だとすぐ陳腐化。
・NPUを使うメリットのある用途が少なすぎる。
・メリットのある用途が少ないからNPUを使うソフトも全然増える見込みがない。

メリットのあると思われる処理は、十分な完成度の軽量なSLMを即応性が高く低電力で長時間を動かす用途ぐらいしかない。考え付くのはスマホでリアルタイム翻訳やTTSぐらいしかないのではないかと思う。お金はかかるものの基本的にはほとんどの処理はクラウドLLM一択になると思う。

数年後ぐらいに優れた技術やNPUの性能が爆上がりして、今クラウドLLMでやってるようなことがスマホでできるぐらいになったら使い道はあるかもしれないが、今のNPUなんてゴミ過ぎて話にならないと思う。

2025/05/08

楽天証券の二段階認証が弱い件

楽天証券の二段階認証は 10個の画像から2つを順番に選ぶだけで認証ができる。

つまり、10*9=90パターンであり、ランダムで2つ選んでも1/90で通過できることになる。

こんなザルな認証で大丈夫か?

二段階目の認証なので正しいIDとパスワードが必要とは言えセキュリティ強化のために勧めている二段階目の認証が1/90で通過できてしまうのは問題のように思う。アカウントがロックされたら面倒なので何回まで間違えられるのか試してないが1アカウントで3回以上は行けるのが普通だと思う。つまり、3回挑戦できたら1/30で通過できるし、それ以上挑戦できたらもっと簡単に突破できる。

大金を預かる証券口座として適切な認証なのかは疑問。

なお、ライバルのSBI証券はスマホでFIDO認証が使えるし、デバイス認証もランダムな英数字5文字なのでかなり強い認証になってた。