2025/11/29

AIの未来と投資と自動運転について考える

AIでやれることは、ざっくり言って一定ライン以上の性能を上げてもほぼ意味のないこと(性能上限有り)と無限に性能を上げても上限が無いこと(性能上限無し)の2つに分類される。 

自動運転は明確に性能上限が有ることに分類される。

明確に性能上限が有る分野は、大手が莫大な資源を投入して成功しても、数年遅れで後発が少ない資源で同じことを達成する可能性は高い。中長期的に見るとそういう分野はコモディティ化するリスクがある。

そういう意味ではテスラの将来性はあまり良いとは思わないし、自動運転で出遅れているトヨタなどは市場で言われているほど将来性が暗くはないかもしれない。

また、格安自動運転タクシーが登場すると、今の日本の車の維持費を考えるとほとんどの人で自動運転タクシーの方がかなり安く済む可能性が高いとみている。車の売れ筋がラグジュアリー的な方向に行くのではないかと思われ、大衆車を作っているメーカーは苦しくなると思う。

将来性があるのは、性能上限が無い分野である。
例えば、創薬や化学素材と言った無限に組み合わせが存在するような用途はAIによって指数関数的に成果が上昇する可能性がある。
資本力があり投資する余裕のある創薬や化学素材系の企業は今後伸びる可能性があると思う。ただ、AIで乗り遅れると他社に圧倒的に性能が良いAIで稼がれさらにAIに投資され・・・と永遠に追いつけずにWinner take allされる可能性が高い分野でもある。

2025/11/23

コメ政策が愚策過ぎると思う

まず、需要に見合った生産をするって言う方針(事実上の減反政策の継続)が愚策。
需要なんてコメの価格で左右されるんだから需要に見合った生産をすると言うのはほぼ机上の空論に近い。経済が理解できていれば当たり前の理屈。
昔からコメよりパスタの方が安いと言われていたが、コメの価格が上がれば益々コメ離れが進んで需要が減るだけ。

おこめ券を配るのも愚策。
経済的に考えると、おこめ券で無理やり需要を上げればコメの価格は上がるのは当たり前で本来下がる予定だったものが高止まりすることになる。だぶついてるコメを抱えている業者だっておこめ券で需要が増えると分かっているなら今からわざわざ安売りする意味が無いので高止まりするのは当然。
(一応、おこめ券でパスタや輸入米を買うことも可能なわけだが本題とはあまり関係なさそうなので脇に置いておく。)

まとめると、事実上の減反で税金を使ってコメの価格を上げて、税金を使っておこめ券を配布してさらにコメの価格を上げて、高いコメを国民に無理やり買わせると言うのはとんでもない愚策と言う結論。

某記事によると、この2つの政策に8000億円ほど使われている。さらに、コメの高止まりで消費者は2.2兆円の追加負担を強いられ、合計3兆円の負担を国に強いられてることになる可能性があるとのこと。
仮にこの記事が試算が大体合っていると考えると、年間国民1人当たり24000円ぐらいの負担で高いコメの価格を維持していることになる。年間1人あたりのコメ消費量50㎏ぐらいなので、1㎏あたり500円値段が上がると年間25000円の負担増(全国民で3.1兆円)になるので大きく間違った数字ではないだろう。

おこめ券の配布額が1人5000円ぐらい(それ以下?)らしいので1㎏あたり100円程度の値下げ効果しかないのも気になるところ。

農水相が「生産減らす」が「価格にコミットしない」と言っているが、経済的には生産調整継続(供給抑制)=価格上昇なので明らかに価格の上昇を目論んでいる。短期的に需給が崩れて下がる可能性はありつつも、中期的には国産米の高止まりと国産米離れが加速するのは間違いないと思う。
輸入米のカルローズが送料込みの仕入れ値で1㎏150円程度、関税が1kg341円らしいので、1㎏700円(5㎏3500円)で売っても価格競争力あるし利益も出る計算。
意味分からん政策で国産米の市場は縮小し続けると予想。